正式名称は“日本糖尿病学会認定専門医”といい、日本糖尿病学会が行う専門医試験にパスした医師に与えられる資格です。専門医試験を受験するには、以下のような厳しい条件があります。
上記の条件を満たすことを証明する書類を提出し審査にパスすると、専門医試験を受験する資格が得られます。専門医試験には筆記試験と面接試験があり、糖尿病に関する幅広く深い医学知識の他、円滑なコミュニケーション能力や専門知識のプレゼンテーション力が問われます。
こうして晴れて糖尿病専門医となった医師は全国で4,144名です(平成22年8月現在)。現在890万人という糖尿病患者数を考えると、糖尿病専門医は圧倒的に不足しているのが現状です。
さらに5年に1度の更新制度により一定のレベルが保たれるよう研修を行っています。
糖尿病専門医は、上記の厳しい条件をクリアした糖尿病診療の専門家であると同時に、糖尿病という全身に関わる病気の性格上、内科全般にわたる幅広い診療能力を有する医師であるといえます。